院長黒坂の独り言です。
つい先日、世界的指揮者であられる小澤征爾さんが亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
私、黒坂は、若い頃より、小澤征爾さんの大ファンでした。
小澤さんの逝去に際し、約29年間、小澤さんが音楽監督をされたボストン交響楽団が、
バッハの『G線上のアリア』を献曲演奏しましたが、
この曲が、こんなにも悲しく感じられたのは初めてでした。
小澤征爾さんが、ボストン交響楽団音楽監督に就任し間もない、50代の現役バリバリの頃、
撮影されたのが、映像ドキュメンタリー『OZAWA』です。
この映像の最後の部分で、小澤さんが若手指揮者に指導している印象的な言葉があります。
私、黒坂の生きる道標ともなった素晴らしい語りかけを、原文の英語と日本語訳で、
以下に掲載します。
Maestoro von Karajan,maestoro Bernstein,only he can do.
If you want to copy,it is stupid.
You must create yourself.
「カラヤンもバーンスタインも、彼独自のやり方でやってのけたんだ。
真似しようと思うなんて、ばかげてる。
君自身は、君自身が創らなければならない。」