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  2010年03月19日
札響コンサートマスター大平まゆみ氏の御講演を受講!

3月18日(木)午前6:30より、第一ホテルにて、

札幌市倫理法人会 第1223回 経営者モーニングセミナー
テーマ「音と気」
講師 札幌交響楽団 コンサートマスター
大平 まゆみ 氏

の御講演を受講しました。

・私は、バイオリン奏者です。
 講演やお話するより、演奏する方が得意です。
 まずは、エルガーの『愛の挨拶』を演奏します。
・娘が二人いて、今、カナダで医学の勉強をしています。
 その娘が、
 「日本には、素晴らしい言葉があるね。その一つが、朝飯前。」
 と言いました。
 “早起きは三文の徳”、とも言います。
 今、皆さんとコミュニケーションできるのも、その御蔭です。
(以下は、である体の文体で。)
・文明が発達すると、生活は便利になるけれど、その反面、
 人間の感覚・五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)は退化し、
 鈍る。。
・毒入りギョーザ事件・・・
 昔なら、食べてみて味で判ったが、今は賞味期限に頼っている。
・私は目が悪い。
 オーケストラで薄暗い中、楽譜の小さな音符を見続けているから。
 アフリカの大自然の中で生きている人の視力は凄い。
 視力2.0ではなく、なんと20!
  生活上必要だったから、必要に迫られて、目が良くなった。
・旭川で目の不自由な子供達のために、演奏する機会があった。
 その後、初めて点字のお手紙を頂いた。
 私は、職業柄、自分の指先の感覚は研ぎ澄まされていると思っていた。
 しかし、点字の違いが判らなかった。ショックだった。
 あの子達は、指先の感覚が研ぎ澄まされているのだ、と思い至った。
・今、私達の生活の中に、音が氾濫している。
 いろいろな所で、いろいろな音楽が鳴っている。
 でも、バイオリンのような楽器の、空気を振動させる生の音を聴く機会が少ない。
・音は、素晴らしい。モーツァルトは体にいい。
 音の振動が、体の細胞の核の何かを、刺激し振動させて活性化する。
 細胞の一個一個が、振動し元気になる。癒される。昔の思い出が、蘇る。
 アメリカで16年間生活していた際、ある実験を目にした。
 二つの植物を、同じ条件下で育て、一方には音楽を聴かせ、
 他方には聴かせなかったところ・・・
 音楽を聴いて育った植物の方の生育が良かったというもの。
・実は、私は、今朝、疲れていたが、さっきバイオリンを弾いて、元気になった。
・バイオリンの構造は・・・
 胴体は木でできていて空洞。
 ビオラ、チェロ、コントラバス等のバイオリン族の中で、
 一番小さく最高音部を受け持つのがバイオリン。
 弦は、金属弦とガット弦の2種類あるが、私は音色の優しいガット弦が好き。
 この楽器は、300歳。何人もの人の手を経て、戦争も体験してきたと思うと、
 いとおしくてたまらない。
 弓は250年前のベルナン木。
 弓に張られている白い部分は、白い馬の尻尾の毛。
 松脂を弓に塗って、演奏する。
 それでは、300年前の曲を。バッハの『ガボット』。
・モーツァルトは、何故、体に良いかというと・・・
 鹿追町の牛舎では、モーツァルトを流すと、牛の乳の出が良いとの事。
 士別町で、その話をすると、「もう、既に、ここでもモーツァルトを聴かせてます。」
 恵庭のイチゴ農園でも、モーツァルトが、イチゴ栽培に使われている。
 それでは、モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』をバイオリン一人バージョンで。
・私は、ロックも好き。
 車の中では、クイーンをよく聴いている。
・“気”とは・・・
 70年代にアメリカにいた頃、ヒッピーファッションや東洋思想が流行っていて、
 座禅について、よく訊かれた。そして、“気”について考えるようになった。
 日本語には、“気”の付く言葉が多い。
 病気・元気・運気・気を集める・気を散らす等々。
 気持ちしだいで、生活が楽しくなったり、辛くなったり。
 気は短いより、長いほうが良い。
 気は小さいより、大きいほうが良い。
 気が弱いより、強いほうが良い。
・朝、起きたら、娘の目を見て、気持ちを込めて、
 「おはよう!」と言うようにしてる。
 朝の犬の散歩のとき、会った人にも、自分から「おはようございます!」と声を掛けている。
 気を入れて、強い気持ちで、大きな気持ちで、生きて生きたい。
・今の、小学生は、文部省唱歌を知らない。我が娘も知らなかった!(笑い!)
 歌い継がれていくべき、日本のとても大切な文化だと思う。
・最後に、田中さん(札幌市倫理法人会幹事)からリクエストのあった曲を、
 皆さんのすぐそばを歩きながら弾きます。
 バイオリンの響き・弦の擦れる音・指板を左手の指がたたく音など、生の音を感じて下さい。
 時間の許す限り演奏します。
 『ジュピター』(ホルスト)
 『知床旅情』(森繁久弥)
 『この道』(北原白秋・山田耕筰)
 『おぼろ月夜』
 『春の小川』
 『どじょっこ』
 『チューリップ』
 『さくら さくら』
 『霞か雲か』
 『花』
 『仰げば尊し』
   <受講者全員からの、割れんばかりの熱烈な感動の拍手のうちに、終演。>


私、黒坂、数ある講演を聴いてきましたが、こんなにインパクトのある感動した講演は、初めてでした。
一日たった今も、思い出すと涙が出てくるほどです。
「演奏家は、演奏以前に、伝えたいものを、しっかり持っていることが大事。」という言葉があります。
その意味において、大平まゆみ氏の演奏が素晴らしいのはもとより、
あの朝の、あの会場には、まさに、大平まゆみ氏の愛が溢れていたのでした。
ちょうど、仕事で、大きなストレスを感じていた私には、大きな癒しと励ましになりました。
すっかり、大平まゆみファンになってしまいました。ブラボー!!!


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演壇で『愛の挨拶』を演奏される大平まゆみ氏。

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        会場を、受講者の間を歩きながら小学唱歌を演奏される大平まゆみ氏。

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セミナー後の朝食会で、大平まゆみ氏と私黒坂。




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  2010年03月13日
院長黒坂の矯正治療報告第17弾!

3月11日午後3:15より、院長黒坂は、パーク歯科診療室を受診。
洲崎 眞先生の御高診・御処置の下、矯正治療をして頂きました。

今日は、上顎両側4番5番のバイトターボの除去。口腔内写真。
上下顎両側4番5番に小林タイフックset。顎間ゴム装着指導。
そして、本日のmain eventの舌小帯切除手術。

「赤ちゃんの舌小帯は、ハサミでパチンとすれば、済むんですよ。」
という、伊藤学而先生のお話が、この3月29日で51歳になろうと
する私には、全く当てはまらないことを、身をもって体験したの
でした。
「これ以上切ると、出血ひどくなるから、この辺で止めておこう。」
という洲崎先生の声に、
“かなり深い切開なのかな!?”
と漠然と不安に思っていたところ・・・
手術中は局所麻酔が効いていましたが、帰宅後の夕食が辛かった。
ラーメンだったのですが、具のキャベツの一切れを、恐る恐る、
口に含み、咬んで飲み込もうとした際に、舌の付け根に、今まで
に感じたことのないような激痛が走り、涙がでました。
麺を、1本口に入れ、舌が大きく動かないように、顔を傾けて、
麺が喉の左隅から奥に流れ込んでいくように、舌の反射的な動きを
制御しながら、何とか流し込みましたが、もう、それ以上は食べれませんでした。
妻は、ヨーグルトと自家製プリンを出してくれたのですが、舌あるいは
口腔内には、固形物と流動物を察知するセンサーがあるのか、舌が大きく
動くことなく流し込めるので、嚥下時の舌下部の痛みが、かなり少なく
なり、ヨーグルト1個とプリン1個は何とか流し込めました。

これで、納得できました。

固形物を咀嚼し嚥下する際、舌は反射的に自動的に連動するようです。
流し込みは、舌を主とする口腔筋機能をほとんど使っていないのです。
ソフトフードは、舌がしっかり動かなくても嚥下できるので、舌の
機能不全・機能障害(低位舌)を惹起するということを、
自らの痛みを介して、あらためて深く理解することができました。



治療中の会話の一端です。

洲崎 眞先生  「黒坂先生、ナート(切開部の縫合)するかい?
           舌のイヤラシイ動きを、ずっと、遣り続けるなら、
           ナートしなくて済むんだけど。」
黒坂       「そんな、舌のイヤラシイ動きを、ずっと、遣り
           続けるなんて(バカじゃあるまいし)、できません!
           ナートして下さい!」
パーク歯科診療室
美人スタッフの  「ア、ハハハ!」 
桐澤さん 
  

洲崎 眞先生  「じゃ、ナートするわ。」


なお、治療中に、
パーク歯科診療室美人スタッフ桐澤さんの素晴らしい
一言がありました。
もう少しで、いよいよ切開という、その時のことです。
「黒坂先生、これから、もう少し時間掛りますけど、
 トイレ大丈夫ですか?」
「行きます。」私、黒坂、即答しました。
うら若き美しい女性に言い出しにくい、言うに言われぬ思いへの
御配慮に感謝するとともに、そのホスピタィティに、
本当に感心しました。

☆本日のbefore

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☆本日のafter                        

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  舌の下に見える黒い点が、縫合した糸の縫い目です。
    舌小帯を切除する前の写真と比較すると、舌を挙上させた際、
舌尖部が細くならずに舌全体が一回り幅広の状態になっています。
術後の痛みがあるため、まだ十分に舌の挙上ができていません。



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  2010年03月12日
石丸俊春先生の御講演を受講しました!

3月11日(木)午前6:30より第一ホテルにて、


札幌市倫理法人会 第1222回 経営者モーニングセミナー
テーマ「戦後日本歯科医療の歴史とこれからの歯科医療」
講師 医療法人社団アスクトース   
    石丸歯科診療所 理事長
      石丸 俊春 氏

の御講演を受講しました。

・私は昭和49年、36歳の時に開業した。
 現在は、『社会に求められ、認められ、感謝される歯科医院』
 を目指している。
 私は、裕福な家庭で育ったわけではないので、開業当初から、
 『選らばれた患者に選ばれた歯科医』になることは諦め、
 『気楽に来ていただける歯科医院』を目指した。
・M.F.T.(筋機能療法)をライフワークとしている。
・ダンディーフォー(男性四重唱)の一員として、歌とハーモニーを
 愛し、歌手としても活動している。 
 「ダンディーフォーのコンサートは、フルコースディナー付きで10,000円です。
  そのホテルのフルコースディナーは12,000円なので、ダンディーフォーの歌
  が入ると、目減りするのです!」(笑)
・戦後日本における歯科医療の歴史的考察をすると・・・
 1945年 終戦。
 1946年 私、石丸俊春が誕生。
 1955年 砂糖消費量の急激な増加。
     砂糖のリスクに対する知識がなかったため、むし歯が蔓延。
 1965年 経済の高度成長。
     歯科治療の切削機械が、それまでの電気エンジンからタービンに。
 1975年 石油ショック。
     治療から予防の時代へ。
 1985年 高度成長の終焉。
     ファストフード・レトルトフードの普及。
     孤食(子供が一人で食事をするケース)等、食のあり方が問題視される。
     昔は、海外で、日本人・韓国人・中国人の中で日本人の特徴は、メガネとカメラ。
     この頃は、口を開けて金属冠が入っていたら日本人。
     日本の歯科医療保険制度のため、このようなことになった。
 1995年 ソフトフード(やわらかい食べ物)の蔓延。
     食べない・噛まない・飲み込めない等の機能障害の子供が増加。
     スローフ−ドが提唱される。
 2008年 白い歯・インプラントが一般化してくる。
     本当は、自分自身の歯を健康に保ち、自分の歯で噛めるのが一番。

 ★同じ過ちを繰り返してはいけない!
  日本は、独自の歯科医療展望を持つべき時に来ている。
  日本古来の、良き生活習慣を、今こそ、見直すべきである。

・M.F.T.(OroFacial Myofunctional Therapy)とは、筋機能療法。
 日常的保存療法のひとつ。
 食文化の変化・ストレス社会・高齢社会の影響で、起きている機能障害を、
  筋肉を活性化することで改善する手法。
・口が開いていたり、歯並びの悪い子が増えている。
 口呼吸の子は、喉も腫れている。
 昔は、むし歯の子が多かったが、現在は、歯並びの悪い子が多い。
 形態不良の背景には、機能不良がある。
 頬杖・爪かみ・うつ伏せ寝・グチャグチャ音の出る食べ方・ポカンと口を開ける等。
・M.F.T.で短期間に劇的改善が見られた3症例。
 @老人の術後性障害(嚥下・発音・流唾の障害)の方の場合。
  唇を閉じれなかったのが、M.F.T.3か月の訓練で口唇の機能回復。
  御経を読む・噛む・しゃべることも訓練としてとりいれた。
  「これで、そばが食べられる。」という患者さんより、感謝のお言葉を頂く。
 A成人男性の開口障害の方の場合。
  コンピューターの仕事で、噛み締め・頬杖の習癖あり。
  M.F.T.で改善。
 B60代の女性の噛めない・クリック音・暗い表情の方の場合も、
  M.F.T.で見違えるような、シワも二重顎もとれた明るい御顔になった。
・これからの歯科医療は・・・
 虫歯・歯周病の対応は整っている。
 これからは、機能障害の改善の時代に。
 健康な顔・顎は、生活から生まれる。⇒生活改善へ。
 健康な心・食・会話・笑顔の楽しみを支援する歯科医療へ。
 良く噛めるお年寄りは元気。
 歯がなく、噛めないお年寄りには、寝たきりの人多い。
・石丸美鈴先生による石丸歯科M.F.T.ベーシックコースの実演実習
 @ブクブクうがい。
 A口の中の歯ブラシによるマッサージ。
 Bガラガラストップ。
 C「イー」「ウー」。
 D両目つぶり・左右片目つぶり。
 E舌のスポットポジション。
 F舌のホッピング。
・まとめとして・・
 虫歯・歯周病の時代から、機能障害の時代になってきている。
 食生活・社会環境・生活習慣の変化が、機能不良を生み出している。
 噛めない・飲めない・歯並びが悪い等の機能不良。
 今こそ、生活改善が必要。大人がしっかりすることが大事。


石丸俊春先生・石丸美鈴先生御夫妻の温かいhuman-touchなお話と御指導に、
受講者一同、日頃のストレスも忘れて、熱心に聴き入り、感心しきりの御様子でした。
セミナー後の朝食会では、「ダンディーフォーの歌手としても、御講演お願いします!」
という、石丸ファンからの熱烈コールもありました。  
42社45名が受講されました。

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石丸 俊春 先生

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        セミナー後の朝食会での石丸俊春先生・石丸美鈴先生御夫妻

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石丸俊春先生と三澤龍子様(北海道倫理法人会幹事長)

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         御講演を終えられたばかりの石丸俊春先生と、私、黒坂
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