10月25日(日)午前10時〜午後3時にわたり北海道大学歯学部大講堂で開催された
日本顎咬合学会 平成21年度認定教育研修会
テーマ「顎関節症治療の基本と問題点を探る。」
Part1、「顎関節症の基本概念」
講師 依田哲也氏(埼玉医科大学医学部口腔外科教授)
Part2、「症例で学ぶ症型別治療の実際。」
講師 塚原宏泰氏(東京医科歯科大学歯学部付属病院客員臨床教授)
を受講しました。
顎関節症はいまや国民の多くが知るところとなり、歯科医師が対応する疾患であるという
認識も一般化しています。しかし全てを咬合に起因すると決めつけ、非可逆的な治療を
施し不幸な結果に終わっている事例も見受けられます。
顎関節症の患者さんに接する機会も多くなった今日、エビデンスに基づいた正しい対応が
要求されています。
そこで今回のこの御講演では、いかにしたら患者さんの満足いく治療結果に結び付けること
ができるかについて、Part1で顎関節症の基本概念から解説していただき、Part2では具体
的な症例をとおして治療法の実際をお話していただきました。
実戦的な多くの学びがありました。
北大歯学部大講堂階段教室で講義を聴くのは、大学3年目(学部1年生)から数えて約
30年ぶりのことでした。土足で入れるようになったり、入院病棟がなくなっていたり、大学内
の様子は、かなり様変わりしていました。
お昼御飯を食べに外に出た時のことです。
近くの13条門から続く銀杏並木は、黄葉のピークで観光客で大変な賑わいでした。
天気は良かったものの、肌寒く、落ち葉が時折風に舞っていました。
そんな中、
北大交響楽団の金管5重奏(トランペット2・ホルン・トロンボーン・チューバ)の
有志が、『スタジオジブリ・アニメ・メドレー』(となりのトトロ・さんぽ等)を薬学部前で演奏し、
偶然居合わせた聴衆を楽しませてくれました。11月21日(土)に『チャイコフスキー交響曲
第4番』をメインプログラムにした定期演奏会を行うとのことです。彼らの温かい演奏に、
かつて音楽に夢中だった自分自身の学生時代を、ふと、思い出しました。